こんにちわ
きりぽん夫です
今回は薬剤師国家試験の合格率の裏側について、
国家試験を受けた経験と考察を交えて書いていこうと思います。
結論、
卒業試験の影響でそもそも国家試験に受けられない人もいる
ではさっそく書いていきます
薬剤師国家試験の合格率
合格率は厚生労働省の資料によると、
令和6年2月実施の国家試験では68.43% 合格者9296人÷受験者13585人
おおよそ7割くらいが合格率と言えます
こちらの資料で注目の点は、
- 出願者と受験者に差があること
- 大学別に合格率が記載されていること
次に私の経験と大学の卒業試験について書いていきます
第109回薬剤師国家試験の結果について
なぜ出願者と受験者に差があるのか
出願者の体調不良や個々の事情なども一部あると思いますが、それにしても差が多いと思います
その理由はおそらく大半の大学では卒業試験があるためです
大学は学生数の確保と合格率向上を目指しているためにあの手この手を尽くします。
その中で国家試験合格率がアピールポイントの一つになります。
薬学部に入学する大多数の人が、国家資格の合格を目標として薬剤師になるためですよね。
大学側はいい合格率をアピールしたいはず
そこで卒業試験がポイントになります
私の大学は必要単位の取得、卒業論文に加えて卒業試験に合格しないと卒業できません
卒業できないと薬剤師国家試験も受験できません
国家試験の出願が夏くらい?(詳しくは忘れてしまいました)で
卒業試験の合否が判明するのが1月初めくらい。
なので夏に6年生が全員出願して卒業試験を合格した人のみが国家試験を受験できる構造になってます
卒業試験に落ちた人は国家試験を受験できないため、
出願者数よりも受験者数がが少なる状況になります
卒業試験の難易度は?
私の大学では試験方式、出題範囲はほぼ国家試験でした
卒業試験が簡単ならいいのですが、大学は高い合格率をアピールするため、難易度が高くなる場合もある
これは国家試験を受けて不合格になりそうな人をふるいにかけて
大学としての合格率が下がらないようにするための狙いがあるのではないかと思います
私の大学では難易度に大差を感じませんでしたが、友人の大学では卒業試験の合格率が50%くらいの大学もあったと聞いてます
まとめ
薬剤師国家試験は出願者と受験者に差があること。
この差のほとんどは
卒業試験に合格できず国家試験をそもそも受験できなかったことが理由と思われます
卒業試験の存在理由の一つとして、
大学ごとに開示される国家試験の合格率を上げるためとも考えてます
卒業試験のシステムがいいかは別として、
私は卒業試験がある分緊張感を国家試験まで保つことができたし、
卒業試験で間違えた類似した問題を国家試験では正解することができて結果的には良かったと思ってます
これは私が国家試験を受けた10年くらい前の話であり現状とは異なっている可能性もあります。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
以上、きりぽん夫でした
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